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メンターのXpeditionプラットフォームをダイキンが採用、PCB設計とデータ管理のグローバル環境として活用

2019年03月28日

メンター,シーメンス・ビジネス(以下メンター)は、同社のXpedition™プリント基板(PCB)設計フローが、世界大手の空調機器メーカーであるダイキン工業株式会社(以下ダイキン)のグローバル設計環境プラットフォームとして採用されたことを発表しました。ダイキンは既にPCB設計プロセスを確立していましたが、設計の効率と品質をさらに向上させるため、グローバルに分散する開発拠点間におけるCADライブラリと設計データの共有が強く求められており、Xpeditionが提供する一元化された強力な設計データ管理とコラボレーション機能を高く評価し採用を決定しました。Xpeditionのデータ管理ソリューションは、単一環境下での効率的な設計コラボレーションとプロジェクト管理を実現し開発時間とコストを削減します。

「ダイキンでは、世界規模での業務効率と生産性の向上を実現できるPCB設計ソリューションを求めてきました。メンターのXpeditionプラットフォームは世界首位の市場シェアと当社のニーズに応える機能の数々を備えています。メンターは国内大手製造業をはじめ、グローバルでシステム構築の豊富な経験を活かし、当社の既存CADシステムから新システムへのスムーズな移行を実現します。Xpeditionがスケーラブルかつシームレスで信頼性の高い、グローバルなデータ管理システムを構築してくれることで、製品品質の向上と設計サイクルの短縮が見込めます。」ダイキン工業株式会社、空調生産本部、デバイス技術グループリーダー、橋本雅文氏は、上記のように述べています。

ダイキンの空調製品は世界150ヶ国以上で販売されており、世界各地域に開発拠点を構えています。グローバルでの設計開発の効率化に向けた新たなソリューションを模索していました。Xpeditionの採用により、ダイキンは、国境を越えた多地域の拠点での同時並行設計フローを実現し、統合設計データ管理ソリューションを適用することで、共有ライブラリを使用したWebベースのコラボレーションが可能になります。Xpeditionフローによる手動プロセスの排除とカスタマイズ機能の実装は、生産性の向上、製品開発サイクルの短縮、製品設計の強化へとつながります。

「メンターは顧客に競争優位性をもたらす革新的な技術の開発に努めており、既存CADツールが満たせなかったダイキン独自のニーズに応えるとして、Xpeditionソリューションがダイキンにより選ばれたことを誇りに思います。Xpeditionフローをグローバルに採用することで、生産性向上と製品設計の改善、市場投入までの時間を短縮し、ダイキンが確実な投資収益率を実現すると確信しています。」Mentor EDA Electronic Board Systems、Senior Vice President、A.J. Incorvaiaは、上記のように述べています。

Xpeditionについての詳細につきましては、以下のウェブページをご参照ください。
https://eda.sw.siemens.com/en-US/pcb/xpedition-enterprise/